日々の仕事の中で感じたこと等を、小説風に紹介していきます。
勿論、内容はフィクションです。楽しく読んでいただけるよう考えていくつもりです。
登場人物は、
谷本先生 向日市で税理士を登録して35年。地域社会の発展、
生きがいのある企業を創るために頑張っている税理士です。でも、祇園には、ちょこちょこ顔を出しています。
安田季子 祇園でコンパニオンをしながら、税理士となり、
3年前にマジシャンとなるためにラスベガスへ修行に行っています。
森本さやか 祇園のコンパニオンで、お客様のあしらいが上手だったので、谷本先生がスカウトして入社、
谷税理士事務所の受付、総務担当として、活躍しています。
主な、登場人物は、3人で、いろいろな事件を通して、相続の問題を中心に書かしてもらいたいと考えています。
7月の初旬、まだ梅雨は明けず蒸し蒸しと暑い朝、谷本先生は大きく育ったゴウヤをのんびりと眺めています。
向日市からもらったゴウヤを私たちが育てたものを、あたかも自分が育てたように見つめています。
さかのぼる4月のある日、向日市の広報誌にゴウヤの苗を差し上げますという記事が載っているのを谷本先生が見つけ私に向かって、「森本さん向日市で配るゴウヤの苗、申し込んで。」と簡単に言います。
私は入社して一月も経ってないのに、あれこれと用事を言いつけます。
正直、右も左もわかっていない私にとっては大きな迷惑です。
森本さやか28歳、これなら祇園でコンパニオン一本で頑張っていた方が楽だったかなと思ってしまいます。
でも、谷本先生曰く、いいのは若いうちだけですよ。今のうちに手に職つけておかないと…
その言葉に騙されて、向日市で税理士事務所の受付、総務として働いています。
週末には、コンパニオンとしてお店に出ることも認めてもらっているので、嫌になったら、辞めたらいいかと思っているうちに、3ヶ月経ってしまいました。
5月にもらった苗を、プランターと土と肥料をコーナンで買ってきて、一人で植え付けました。
始めは棒を伝って大きくしたのですが、その後、大きなネットを2階の窓から垂らしました。
ゴウヤはネットを伝って大きくなり2階の窓まで届きました。
花も咲き、実を付け、大きなものは20㎝以上の大きさになっています。
谷本先生は、自分が育てたように、
「森本さん、ゴウヤチャンプルにでもして食べて感想を言って、僕はゴウヤ嫌いやから。」
人の好みも考えず勝手に言ってます。
「先生、私も嫌いです。」思わず言ってしまいました。
私はゴウヤって食べたこともないし、自分で料理をする気もありません。
ということで、事務所のベテラン主婦が持って帰って食べることになりました。
無農薬ですから、安全面は保証できますが、味の方はどんなものでしょうか?
そんな日々が続いていたある日、防犯カメラの映像に、凄く綺麗なひとが写っています。
マイナンバーの制度ができ、保管を厳しくするように色々な法律ができたので、谷本事務所も、
保管庫の鍵閉めを徹底し、防犯カメラも取り付けて、もしもの事態に備えています。
谷本事務所は、向日町郵便局から長岡京市方面へ物集女街道を250メートルほど行った阪急電車のガードの手前右側にあります。隣が美味しいたこ焼き屋さんで、その隣といえば、地元の方には、よくわかっていただけます。3階建ての建物の2階3階を事務所として使っています。
事務所に上がる階段にも防犯カメラはついていて、お客様が上がってくれば、直ぐにわかるようになっています。防犯カメラに写った綺麗な女性も、事務所の階段を上がってくるではないですか、私は思わず先生に
「綺麗な人が来はりましたよ。」と叫んでしまいました。
谷本先生は、綺麗な人に反応して、防犯カメラのモニターの前に駆け寄ります。
「希子ちゃん!」先生は大声を張り上げ、事務所の玄関へ駆け出します。
事務所の自動ドアが開き、来客を知らせるチャイムがなるまでに、愛犬が主人の帰りを待ち焦がれるように玄関で来客を迎えます。
「先生、ただ今。」綺麗な女性が言うやいなや、先生は抱きつくような勢いで近づき
「希子ちゃんいつ帰ったの?帰るなら連絡くれたらいいのに。」と嬉しそうに言っています。
あぁ、この人が安田希子さん、先生と祇園で知り合って事務所に入り、税理士を目指して勉強し、税理士となって先生の片腕として活躍した大先輩でそうです。先輩からあれこれ聞いていましたが、本当に綺麗な人だったんですね。先生が鼻の下を伸ばすのも十分に理解できます。
「さぁ、事務所に上がって、会議室でこの3年間どうしてたか教えて。森本さんおいしいコーヒー持ってきてね。そして一緒に話を聞こうよ。」先生は、楽しそうに話します。
3階の会議室にコーヒーを運んで、3人で話をすると言うより、2人の話を私が聞くと言う感じです。
勿論、内容はフィクションです。楽しく読んでいただけるよう考えていくつもりです。
登場人物は、
谷本先生 向日市で税理士を登録して35年。地域社会の発展、
生きがいのある企業を創るために頑張っている税理士です。でも、祇園には、ちょこちょこ顔を出しています。
安田季子 祇園でコンパニオンをしながら、税理士となり、
3年前にマジシャンとなるためにラスベガスへ修行に行っています。
森本さやか 祇園のコンパニオンで、お客様のあしらいが上手だったので、谷本先生がスカウトして入社、
谷税理士事務所の受付、総務担当として、活躍しています。
主な、登場人物は、3人で、いろいろな事件を通して、相続の問題を中心に書かしてもらいたいと考えています。
7月の初旬、まだ梅雨は明けず蒸し蒸しと暑い朝、谷本先生は大きく育ったゴウヤをのんびりと眺めています。
向日市からもらったゴウヤを私たちが育てたものを、あたかも自分が育てたように見つめています。
さかのぼる4月のある日、向日市の広報誌にゴウヤの苗を差し上げますという記事が載っているのを谷本先生が見つけ私に向かって、「森本さん向日市で配るゴウヤの苗、申し込んで。」と簡単に言います。
私は入社して一月も経ってないのに、あれこれと用事を言いつけます。
正直、右も左もわかっていない私にとっては大きな迷惑です。
森本さやか28歳、これなら祇園でコンパニオン一本で頑張っていた方が楽だったかなと思ってしまいます。
でも、谷本先生曰く、いいのは若いうちだけですよ。今のうちに手に職つけておかないと…
その言葉に騙されて、向日市で税理士事務所の受付、総務として働いています。
週末には、コンパニオンとしてお店に出ることも認めてもらっているので、嫌になったら、辞めたらいいかと思っているうちに、3ヶ月経ってしまいました。
5月にもらった苗を、プランターと土と肥料をコーナンで買ってきて、一人で植え付けました。
始めは棒を伝って大きくしたのですが、その後、大きなネットを2階の窓から垂らしました。
ゴウヤはネットを伝って大きくなり2階の窓まで届きました。
花も咲き、実を付け、大きなものは20㎝以上の大きさになっています。
谷本先生は、自分が育てたように、
「森本さん、ゴウヤチャンプルにでもして食べて感想を言って、僕はゴウヤ嫌いやから。」
人の好みも考えず勝手に言ってます。
「先生、私も嫌いです。」思わず言ってしまいました。
私はゴウヤって食べたこともないし、自分で料理をする気もありません。
ということで、事務所のベテラン主婦が持って帰って食べることになりました。
無農薬ですから、安全面は保証できますが、味の方はどんなものでしょうか?
そんな日々が続いていたある日、防犯カメラの映像に、凄く綺麗なひとが写っています。
マイナンバーの制度ができ、保管を厳しくするように色々な法律ができたので、谷本事務所も、
保管庫の鍵閉めを徹底し、防犯カメラも取り付けて、もしもの事態に備えています。
谷本事務所は、向日町郵便局から長岡京市方面へ物集女街道を250メートルほど行った阪急電車のガードの手前右側にあります。隣が美味しいたこ焼き屋さんで、その隣といえば、地元の方には、よくわかっていただけます。3階建ての建物の2階3階を事務所として使っています。
事務所に上がる階段にも防犯カメラはついていて、お客様が上がってくれば、直ぐにわかるようになっています。防犯カメラに写った綺麗な女性も、事務所の階段を上がってくるではないですか、私は思わず先生に
「綺麗な人が来はりましたよ。」と叫んでしまいました。
谷本先生は、綺麗な人に反応して、防犯カメラのモニターの前に駆け寄ります。
「希子ちゃん!」先生は大声を張り上げ、事務所の玄関へ駆け出します。
事務所の自動ドアが開き、来客を知らせるチャイムがなるまでに、愛犬が主人の帰りを待ち焦がれるように玄関で来客を迎えます。
「先生、ただ今。」綺麗な女性が言うやいなや、先生は抱きつくような勢いで近づき
「希子ちゃんいつ帰ったの?帰るなら連絡くれたらいいのに。」と嬉しそうに言っています。
あぁ、この人が安田希子さん、先生と祇園で知り合って事務所に入り、税理士を目指して勉強し、税理士となって先生の片腕として活躍した大先輩でそうです。先輩からあれこれ聞いていましたが、本当に綺麗な人だったんですね。先生が鼻の下を伸ばすのも十分に理解できます。
「さぁ、事務所に上がって、会議室でこの3年間どうしてたか教えて。森本さんおいしいコーヒー持ってきてね。そして一緒に話を聞こうよ。」先生は、楽しそうに話します。
3階の会議室にコーヒーを運んで、3人で話をすると言うより、2人の話を私が聞くと言う感じです。