相続ブログ

小説

新コンパニオン税理士【第十二話】~相続対策③~

2017年10月17日


京都の税理士が綴るリアルな小説「新コンパニオン税理士」

【第十二話】~相続対策③~ 

 

週に一度、小説「新コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。



(このお話はフィクションです。)




「やっぱり、白はシャルドネがいいと思うね。マダム、僕好みの白ワインお願いします。」

先生の好みをよく知っているマダムは、これが先生好みかなといって、ワインを注ぎます。
これは、どうも悪い流れです。早くも先生は酔っ払ってきているようですし、
話よりも、料理を口に運ぶ方が忙しく、話すのは、料理とワインの話ばかり。
仕事の話を、レストランでしたのが間違いのようでした。
まぁ,今日はさわりだけでまたじっくりと、お昼間に事務所で話を聞くことにしましょう。

希子先輩にウィンクをして、先生には聞こえないように、
「希子先輩、今日は宴会にしましょうか?」
希子先輩もうなずいて、ウィンクしてくれました。

谷本先生といえば、
「やっぱり、白ワインはシャルドネだね。マダム美味しいよ。」
と相続の話は何処へやら。

そして、メインは鴨、羊、牛、トリィフ入りハンバーグから選びます。
先生は鴨、私と希子さんは牛ヒレ肉のステーキ。

そして、先生の赤ワイン選び、
「マダム、今日の鴨に合う、いいワインあるかな。」
マダムは笑顔で、
「先生は、ワインの味だけはよく覚えてられるので、出しにくいですよ。」
と言いながら、ブルゴーニュのワインを選んでくれました。
「このワインはブルゴーニュとしか書いてないけど、いい作り手なんですよ。」
本当にいい香り、ワインを注いだだけで、香りにつつまれます。
先生と私たち3人は、結局、宴会をしただけで終わってしまいました。

最後に先生が
「この続きは、事務所で。酔っ払ってないときにしましょう。」
ということで、終わってしまいました。


 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 次回は
 新コンパニオン税理士【第十三話】~慰安旅行①~


小説

新コンパニオン税理士【第十一話】~相続対策 ②~

2017年10月02日


京都の税理士が綴るリアルな小説「新コンパニオン税理士」

【第十一話】~相続対策②~ 

 

週に一度、小説「新コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。



(このお話はフィクションです。)



谷本先生を交えて、希子先輩と私さやかの3人で、今後の谷本事務所の相続の取り組みの打合せです。

ということで、御幸町御池のマイハウスというお店で
フレンチとワインを楽しみながら、打合せをすることになりました。
 
「谷本先生、先週に、希子先輩に相続対策について教えてもらったんですよ。
でも、詳しいことは先生に聞く方がいいと言うことで、今日、先生にお願いして、
話を聞くことになりました。」
美味しそうな前菜を眺めながら、先生に話します。

「いつでも、お話ならさせてもらいますよ。でも、まずは、シャンパンで乾杯しようか。
マダムいつものギ・シャルルマーニュお願いします。このシャンパンは、値段以上に美味しいよ。」
先生は、嬉しそうに話します。今日の先生は、美女2人に囲まれて本当に楽しそうです。

「さぁ、相続の話だよね。僕は相続の対策って、一つの答えは無いと思ってるよ。
家族によって同じことをしても、正解の時もあれば、駄目な時もあるんだよ。
だから、相続が発生してから、どんなに優秀な、弁護士や、司法書士や、税理士が
頭を寄せていくら考え、時間をかけても、駄目なときは駄目なんだよ。
相続人間で、利害が対立しそうなときには、生前に遺言を書いておくというのが、
一番大切なことかもしれないね。」

 「ふむ、私にはちんぷんかんぷんです。先生もっとわかりやすく話して。ねぇ、希子先輩。」
私が言うと、希子先輩も
「先生、今の説明はわかりにくいかな。
先生が言わんとすることはわかるのですが、さやかさんには、わからないと思いますよ。」

「そうだね。今日は、美女に囲まれて、緊張したかな。もう少し、順序立てて話すね。」
と言いながら、先生は、シャンパンを飲み干し、次は、白ワインを注文しています。



つづく


 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 次回は
 新コンパニオン税理士【第十二話】~相続対策 ③~





小説

新コンパニオン税理士【第十話】~相続対策 ①~

2017年09月25日

京都の税理士が綴るリアルな小説「新コンパニオン税理士」

【第十話】~相続対策①~ 

 

週に一度、小説「新コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。



(このお話はフィクションです。)





昨日、希子さんと先生に相続税対策のレクチャーを受けて、
なんとなくわかったような気がしているのですが、先生が
「相続については早いうちから考えないといけないよ。」
という話をよく良くされています。

その点について、今日は希子さんとピザを食べながら教えていただくことになりました。
ピザは石窯で焼いたのがやっぱり美味しいよねということで、
私と希子さんは、先生によく連れて行ってもらったエンボカで、
女二人で話をすることになりました。
 
「希子先輩、相続って難しいですね。
エンボカのフルーツピザをほおばりながら、もごもごと話します。
本当にフルーツピザは美味しくって、桃、苺の時期はたまりません。

希子先輩も同じようにもごもごしながら、
「さやかちゃん、そうなのよ。
私も谷本先生と一緒にいろんなお客様の相続に関わったけれど、
相続っていろいろなケースがあって、本当に大変。
相続税対策といって、税金を減らすことはそんなに難しいことではないんだけど、
仲良く財産を分けて、納期限に無理なく相続税を支払うのは、結構大変なことなのよ。」
希子先輩は思い出すように話してくれました。

「へぇ、相続税を減らすのって簡単なんですか?」

「だって、相続税は沢山財産を持っている人に多くの税金がかかるんだから、
財産を減らせば税金が少なくなるってことでしょ。」
希子先輩は簡単に言います。

「ということは、お金を使えばいいのか。」
私は思わず言ってしまいました。

「そういうこと、財産を減らせば、税金も減るのよ。
でも、そんなことは相続対策にも何にもならないよね。
だから財産を減らさず、争わないで相続ができ、無理なく税金が払える仕組みを考えるのが、相続対策なんですよ。
谷本事務所では、そのお客様に一番合った相続対策を、
お客様の考えを聞きながら作っていきます。
お客様ごとに対策は違うので、本当に大変な仕事なのよ。」

ふ~ん、谷本先生ってぼんやりしているようで、いろいろ考えているんだ。
ちょっと、谷本先生を見直しました。

でも、相続の話よりワインとピザが美味しいので、
また今度、谷本先生と一緒に話しましょと、二人同時に言ってしまって、
後は宴会になってしまいました。


つづく


 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 次回は
 新コンパニオン税理士【第十一話】~相続対策 ②~


小説

新コンパニオン税理士【第九話】~相続税対策③~

2017年09月19日

 

京都の税理士が綴るリアルな小説「新コンパニオン税理士」

【第九話】~相続税対策③~ 

 

週に一度、小説「新コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。



(このお話はフィクションです。)

 

「そうだね、さやかさんも、勉強しようという気が出てきたかな。
もし、相続税評価額3億円の土地の上に3億円で、大手プレハブメーカーでアパートを建てたとしようか。
土地は貸家建付地となって、借地権×借家権分の価値が下がります。
この辺りの借地権は60%位で、借家権は30%と決まっているから、
0.6×0.3=0.18、18%評価が下がるんだよ。
3億円の18%5,400万円価値が下がります。
建物の評価は固定資産税の評価額になるので、大体取得費の50%以下の評価になります。

そして、借家権30%と引くと、35%の評価になるんだよね。
約3分の1なんだ。ということは、3億円でアパートを建てれば、2億円評価が下がるんです。
3億円の評価のガレージが土地2億4600万円、建物が1億円、
借金が3億円ということで、4600万円の評価になるんですよね。
ということは、相続税額で一概には言えないにしても、最低でも2500万円、
資産の多い人なら1億4000万円ほど節税になるんだよ。」

「え~、そんなに税金が安くなるなら、私もアパートを建てます。」
私は、思わず言ってしまいました。

でも、よく考えたら、私には相続税って縁が無いですよね。

先生は、落ち着いて話されます。
「皆、相続税が減少するということで、不便なところに、アパートを建てたのはいいけれど、
駅の近いところに後からいっぱいアパートが建って、過当競争になり、
入居率はどんどん落ちるし、家賃はどんどん下がるし、
どうにも、借金の返済ができなくなって、安い値段でアパートを売却する人が結構いるんだよ。
結局、土地を無くして、借金だけが残った人もいるんだよ。
だから、税金が安くなるから、アパートを建てるのではなくて、
アパート経営が成り立つところに、アパートを建てないと駄目なんだよ。」




 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 次回は
 新コンパニオン税理士【第十話】~相続対策 ①~


 

 

小説

新コンパニオン税理士【第八話】~相続税対策②~

2017年09月11日

 

京都の税理士が綴るリアルな小説「新コンパニオン税理士」

【第八話】~相続税対策②~ 

 

週に一度、小説「新コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。



(このお話はフィクションです。)



「さやかさん、アパートを建てて、予想通りに満室になって、借金を返しても、
毎月何十万円と言うお金が残るなら、そして相続税が激減するなら、こんなにいいことはないですよね。」
先生はさらっと話します。

「さやかさん、日本の人口はこれからどうなると思いますか?」
「それは、高齢化が進み、出生率も低いので、人口は減少すると思いますよ。」
「そうですよね。」
と先生は言って、また、話を続けます。

「そんな中で、居住用のアパートをどんどん建てたとしたら、部屋は余ってきますよね。
そして、どうせ住むなら、駅に近いところ、安いところといい条件の所を探します。
大泉さんの、ガレージは、駅から歩いて、20分以上かかります。
もし、さやかさんが住むとして、駅に近いところにアパートができて、家賃が一緒なら駅に近いところを選ぶでしょ。
大泉さんは、借金を返すために入居者を入れないと駄目だから、次は、家賃を下げざるを得なくなって、
借金を返せなくなるかもしれないじゃないですか。
大泉さんのガレージから駅までの間には、まだまだ沢山空き地があるよね。
だから、希子さんと私は困ったなって言ってるんです。」

「私にはもう一つぴんときませんが、アパート経営も大変なんですね。でも先生相続税は減るんでしょ。」
私は、あたかも向学心に燃えているように聞きました。

「ふ~ん、アパート経営も大変なんですね。」
私は、良くはわからなかったのですが、言ってしまいました。

希子先輩が最後に、
「大泉さんは、大丈夫かな、あまりに駅から遠いし、まだまだ駅近くにアパートは建ちそうな場所ですし、
先生、どうアドバイスしたらいいのでしょうね。」

先生は、
「ちょっと冷たい言い方だけど、今、話した内容を伝えて、本人に決めてもらわないと仕方ないね。
僕はこれからの時代、競争力の見込めない場所には、アパートやマンションは造るべきではないとおもっているよ」


 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 次回は
 新コンパニオン税理士【第九話】~相続税対策 ③~


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